私たち大人は、どのくらい子どもたちに向き合えているでしょうか?
子どもはそのピュアな眼で何を見て、何を考え、どうやって社会とつながろうとしているのか…。
私たちは目の前のことに振り回されて、
普段そんなことに思いを巡らせることはないかもしれません。
しかし、正解のない現代社会で、人とのつながりや対話が一層重要になっている今、
子どもたちの目線に立って世界を見ることは、
実は社会が抱える様々な課題を解決するヒントになるかもしれない。
そんな想いと好奇心から、
大ヒットドキュメンタリー映画『うまれる』、『ずっと、いっしょ。』『ママをやめてもいいですか!?』
を生み出した監督とメインスタッフが再集結!
とある保育園で新たな取り組みとしてスタートした
「こどもかいぎ」を中心に、子どもたちの日常を覗いた世界とは・・・。
「どうして生まれてきたんだろう?」
「ケンカしないようにするにはどうすればいいの?」
「宇宙って誰が作ったの?」
「鼻くそって、きなこ味がするんだよ」
子どもたちから繰り広げられる奇想天外な発想と、
まっすぐな言葉に、思わず笑い、時にハッとさせられます。
保育園は多くの子どもたちが初めて社会と出会う場所。
そこで未来の子どもたちは何を考え、無限の可能性をどのように伸ばしていくのでしょうか?
いつも全力で、まっすぐな子どもたちの姿には、
「答えの無い世界で、私たちはどう生きていくのか」を
考えるためのヒントがあふれています。
さあ、いよいよ
小さな賢者たちの、世界一おかしくて、世界一だいじな会議、はじまります!
子どもたちが輪になって
自由に話し合うこと
子どもたちの頭の中で
おこなわれていること
ダイジェスト
ナレーション
「みんな5歳だった」
馬鹿なことばっかりやってたけど、すべてがあったよね。
弱点を言い合ってる、そんな今の世界と逆の世界が『こどもかいぎ』にはある。
アンリ(6歳)
周りのことをよーくみている、しっかり者。家庭内でのパパとママの赤裸々な暴露話に先生もタジタジ!?
ソウタ(6歳)
元気あふれるヤンチャボーイ。「かいぎ」が大好きなものの、お友達から「話が長い」と言われ落ち込むことも……。
サヤカ(6歳)
なかなか「かいぎ」で発言できないシャイ・ガール。しかし、そんなサヤカちゃんにも転機が……。
レイ(5歳)
年長組イチの物知り博士。「人類を増やすために生まれてきた」という名言を残す。
チカ(5歳)
『かいぎ』大好き少女。次々と溢れ出る「なんで?」「なんで?」が止まらない!
トッキー(4歳)
エネルギッシュでおっちょこちょいだけれど、自信満々に不可思議な発言をしまくる、愛されキャラ。
クラッキー先生
子どもたちを優しく見守る園長先生。
カッキー先生
いつも子どもたちを笑わせ、時にピシッと締める『こどもかいぎ』担当保育士。
ユミコ先生
みんなの憧れの先生。いつも暖かく子どもを導きます。保育士/『こどもかいぎ』担当。
企画・監督・撮影
豪田トモ
プロデューサー:牛山朋子
編集:池宮三葉
プロダクションマネージャー:徳田香織、宮澤朋子
音楽:
「ビューティフル・ネーム」ゴダイゴ
作詞:奈良橋陽子・伊藤アキラ
作曲:タケカワユキヒデ
1979年にリリースされ、
ユニセフ国際児童年協賛曲にもなったゴダイゴの名曲。
東京2020パラリンピックの閉会式でも
使用され、大きな反響も。
企業サポーター
個人サポーター
『こどもかいぎ』では、2021年10月にクラウドファンディングを実施させていただき、439名の方に、総額10,345,000円のご支援をいただきました!ありがとうございました!
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絵本作家
ヨシタケシンスケ
この作品にうちの子は出てこないのに、うちの子はもう随分大きくなっているのに、 観終わった後、うちの子を褒めてあげたくなる。
世界中の子どもたちに、称賛とため息を送りたくなる。
育児に、保育に、教育に携わる世界中の大人たちに、おいしいものを届けたくなる。
こどももおとなも、「かいぎ」って、大変だ。
タレント
つるの剛士
育てているつもりが、育てられている。
子どもたちと関わりながらいつもそう感じる。
素直さ、無垢さ、純心さ…
かつては大人も持っていたはずなのに
今では全部欲しいもの。守ってあげたい大切なもの。
子どもは天才。子どもは無限。子どもは未来!
心配するよりももっともっと信頼して僕たちも“おとなかいぎ”をしよう!
タレント
SHELLY
赤ちゃんの誕生から戦争まで、本当にいろんな話題について真剣にお互いの意見を聞きながら発言してる姿は園児には見えませんでした。
トラブルが起きた時は問題解決を自分たちでさせることで成長を促し、ケンカが起きた時には本人同士で話し合いをさせることでコミュニケーション能力を育てる。親として参考になることばかりでした!!
うちの長女は今5歳です。もしこども会議に参加したらどんな発言をするかな?どんな事を今思ってるのかな?と想像しながら見てしまいました。
保育士
てぃ先生
子育てでも保育でも「子どもと同じ目線に立つことが大事」とよく言いますが、この言葉は分かりやすいようで、とても分かりにくい曖昧なものです。
「子どもって何でこんなことするの?」と思うような行動も、子どもを子どもとして捉えるのではなく、一人の人間として捉えれば納得することが多々あります。「ご飯だからお片付けだよ」「嫌だ」。
よくあるこのやり取りも、考えてみれば「大人に予定があるように、子どもにも予定がある」という当然の答えに辿り着きます。
そんなことがよく分かる素敵な映画です。
恵泉女学園大学学長
大日向雅美
子どもたちの未来に寄り添うために、子どもの声を聴く大切さは、わかっていた。でも、なんと根気のいることか。子どもの声はいつも真摯で無垢とは限らない。そんなことを期待してもいけない。それでも保育者は耳を傾け続けた。
その謙虚さに何よりも胸打たれる。そして、そこから紡ぎだされたもののなんと確かなことか!子どもたちには未来を切り拓く力が眠っている。大人ができることは、その目覚めを待って、邪魔をしないだけ。子どもを信じ、見守ることは難しい。
でもそれを補って余りある豊かさがあることを教えられた。
いじめ探偵
阿部泰尚
もしも、「こどもかいぎ」が5歳から続いていれば、正しい根源的な対話によって、いじめ問題の発生数や早期発見率は格段に上がると思いました。
そう、「こどもかいぎ」は、根源的な対話でした。
実は、私たち大人は絶対的明確な答えをあまり持っていないということを知ることになると思います。それでも明日は来て、地球は回り続けます。乗り越える問題もあれば、乗り越えなくてもいい問題もあります。
育児を「育自」という人もいます。子どもの年齢に従って、お父さん・お母さん○年生と言えるかもしれません。そうやって、私たち大人も成長していくのだと思います。こども同士の直球で真っ直ぐな対話は、多くの学びを与えてくれます。
保育環境研究所ギビングツリー代表
藤森平司
子どもが出演する映画を見たり、本を読んだりして、「子どもがかわいい」と思うだけではあまり意味がありません。子どもの姿から、子どもの言葉から、子どもの行動から我が身を振り返ったり、自分の育児の参考にしたりすることに意味があります。
それ以上に、自分の生き方、自分の考え方になんらかの影響を与え、ある示唆を与えてこそいい作品と言えます。
大人の価値観を超え、忘れてきた素直な心から真理を見つけることができる作品のような気がします。
千代田せいが保育園 園長
倉掛秀人
大人がすっかり忘れている「子ども社会」を思い出してくれます。これを観た方が「あ、子どもってこんな風に、はみ出していたり、必死だったり、でこぼこだったりしてたよなあ」みたいな気づきあると嬉しい。
子どもの心の響き合わせ方って、美しい。
よく「子どもから学ぶ」って言われることがありますが、楽しくそれを本当に実感できる物語です。
民主主義社会のお勉強にもどうぞ。
児童養護施設「子供の家」施設長
早川悟司
子どもが出演する映画を見たり大変楽しく視聴しました。子どもの世界観や考え、本当に侮れないし、面白い。
子どもは私たち大人が「育てる」のではなく、「対話し、ともにある」なかで互いに育ちあうのだと改めて感じました。
「児童虐待」がクローズアップされ、少子化が止まらない日本。子どもとの関わりを、単純に楽しめる大人がもっともっと増えることを願っています。親ばかりが頑張らなくてもいい。子どもは地域の宝!